この日はなぜかいつもより早く目が覚めた。
起きたのは朝6時頃だった。
いつも通りタバコをくわえテレビをつけた。
とくに見たい番組があるわけではないのだが・・・
私はスロットで生活している30歳の青年だ
と、いってもハイエナなのだが・・・
今日は朝から打つ台が2台もある、私は心躍らせていた。
エヴァンゲリオン約束の時(期待値2400円)、青ドン花火の極み(2000円ほど)
その台がある店は地域でも一番繁盛している店で10時から並ぶととてもじゃないが
好きな台など選べない、日曜ならなおさらだ。
しかしその店は9時半に優先入場券を配布しているのだ。
家からそこまで10分ほどかかるので私はポルンガがクリリン達の願いを叶えた辺りで家を出た。
店についた時そこにはやはり100人ほどの人が並んでいた。
そしてその中に三人のハイエナライバル、略してエナバルもその人だかりにまぎれ込んでいた。
通称イヤホン、赤ジャン、ハゲの三バカトリオだ。
こいつらはここゴールドタウンのハイエナ三大勢力の一角だ。
もちろんお互い情報交換などをしている。
見ると朝から他人の目も気にせず得意げにデカイ声でパチスロの話をしている、
店のクセや昨日の収支についてだ。
バカ丸出しだ。
私はそいつらの声が耳に入るたびに憂鬱になった。
9時30分になると優先入場券の配布が始まる。
店員が持ってきた箱から券を取りその券に書かれている番号順に入場できるという仕組みだ。
その抽選が始まる時には結局150人ほどの行列になっていた。
私はとりあえずその三バカよりは前の番号になってくれと祈りつつ箱から整理券を取り出した。
奇跡が起きた!
なんと150人中17という番号を引き当てたのだ!!
この数字ならほぼ狙い台を打てる!やつ等を出し抜ける!
仮にやつ等の一人が奇跡的に私よりも早い番号でも狙える台はもう一台あるのだ。
私は喜びに打ち震えた。
しかし私はその気持ちをあえて表情に出さず
自販機で買った100円のホットコーヒーを飲みつつ開店時間を待つのであった。
その小さなぬくもりが一瞬で絶望へと変わるとも知らずに・・・
つづく
12 件のコメント:
長文書くヒマあったら、配信せんかいワレ
続きまだかな?
これほんとに木村書いたのか?
こんな長文書ける男じゃないだろ
鼻デカ兄さんの引っぱり芸いただきました
この画像だと親指の先が無いように見える
長げぇよ、糞豚!!
配信で言やーいいじゃん
小説家気取りなの?ん?
木村先生の配信は
事実は小説よりも奇なり
長いのに中身がない
中身のない長文書きやがって、無いのは頭の中身だけにしておけ!
はやく続き書けよ!
調子のんな糞豚
へー こういうマトモなカンジでも
文書けるんだ・・・
面白いかは兎も角として
あ、共同執筆?
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