2009年12月16日水曜日

2009年12月14日月曜日

パチスロで生計を立ててるんだが、もう俺は限界かもしれない2

9時50分頃になると店員が入り口まで現れ客を整列させる。
私は整理券を持ち店員に従い番号順に並ぼうとした、その時である!
なんとエナバルの一人が私の前に立ちはだかったのだ!!
小汚い赤いジャンパーを身にまとった中年だ。
まさか、私より早いナンバーを引き当てるとは・・・
奴は勝ち誇ったかのような表情を浮かべているかに思えた。

しかし、こればかりは時の運・・・仕方がないことである。
おそらく奴の狙いは私と同じであろう。
その瞬間エヴァンゲリオン約束の時レギュラー後711G(期待値およそ2400円)
を手中に収めるという私の夢は打ち砕かれたのである。
だが、幸い打てる台はもう一台ある。
期待値は少々下がるが私は気持ちを切り替え青ドン極みに狙いを変更した。

刻々と開店時刻が迫ってくる。
その時間まで3分ほどを切ったときであった。
驚くべき光景を目の当たりにした・・・
なんと!イヤホンをした中年が颯爽と私を横切り入り口に向かっていった。
もちろん、奴もハイエナ一味のメンバーだ!
一体なにを聴いているのだろう・・・アニソンか!?いや、そんなことはどうでもいい!
バカな!奴も私より早い番号を引き当てたというのか!!
呆然とする私を置き去りにするかのように時は過ぎていった・・・

いよいよ開店時間になるとぞくぞくと客が店の中へと入っていく。
そして私も店へ入ろうとしたその時、
目の前にいた赤ジャンが年甲斐もなく全力疾走でエスカレーターを駆け上がっていった。
人の目などお構いなしである。
そして茶羽のような赤いジャンパーをなびかせながら吸い込まれるように青ドンの島に消えていった。

私は念のためエヴァの島へ確認に行った。すると誰も座っていない。
まさかと思ったが案の定下皿には整理券と携帯電話が置いてある。
もちろんイヤホンのものだ。
そして当の本人はというと赤ジャンと戯れていた。
大方お互い台を取れた喜びを分かち合っているのだろう。
さっさと打ち始めればいいものを・・・全くいけ好かない連中だ。

私は絶望に打ちひしがれながら立ち尽くしていた。
しかし、もうここにいる必要はない、店を出ようと思った時だった。
何か不気味な気配を感じたのだ・・・
振り返るとイヤホンがこちらに向かってくるではないか!
貴様はこの島に何の用もないはずだ!何が目的だ!!
しかし、奴はなにをするわけでもなく私の後ろを通り過ぎていった。
その謎の行動を理解するのにそう時間はかからなかった・・・
奴は自分の台をキープしつつ私の動向を探りにきたのだ。
そして、私がなすすべがないということを悟るとあざ笑うかのように
薄気味悪い笑みを浮かべ自分の台へと戻っていった。

この男、まさに腐れ外道である。

究極の屈辱を受けた私は、
怒りに震えるそのこぶしをズボンのポケットに収め店をあとにした。

       つづく

2009年12月13日日曜日

パチスロで生計を立ててるんだが、もう俺は限界かもしれない

この日はなぜかいつもより早く目が覚めた。
起きたのは朝6時頃だった。
いつも通りタバコをくわえテレビをつけた。
とくに見たい番組があるわけではないのだが・・・

私はスロットで生活している30歳の青年だ
と、いってもハイエナなのだが・・・

今日は朝から打つ台が2台もある、私は心躍らせていた。
エヴァンゲリオン約束の時(期待値2400円)、青ドン花火の極み(2000円ほど)
その台がある店は地域でも一番繁盛している店で10時から並ぶととてもじゃないが
好きな台など選べない、日曜ならなおさらだ。
しかしその店は9時半に優先入場券を配布しているのだ。
家からそこまで10分ほどかかるので私はポルンガがクリリン達の願いを叶えた辺りで家を出た。

店についた時そこにはやはり100人ほどの人が並んでいた。
そしてその中に三人のハイエナライバル、略してエナバルもその人だかりにまぎれ込んでいた。
通称イヤホン、赤ジャン、ハゲの三バカトリオだ。
こいつらはここゴールドタウンのハイエナ三大勢力の一角だ。
もちろんお互い情報交換などをしている。
見ると朝から他人の目も気にせず得意げにデカイ声でパチスロの話をしている、
店のクセや昨日の収支についてだ。
バカ丸出しだ。
私はそいつらの声が耳に入るたびに憂鬱になった。

9時30分になると優先入場券の配布が始まる。
店員が持ってきた箱から券を取りその券に書かれている番号順に入場できるという仕組みだ。
その抽選が始まる時には結局150人ほどの行列になっていた。
私はとりあえずその三バカよりは前の番号になってくれと祈りつつ箱から整理券を取り出した。

奇跡が起きた!
なんと150人中17という番号を引き当てたのだ!!
この数字ならほぼ狙い台を打てる!やつ等を出し抜ける!
仮にやつ等の一人が奇跡的に私よりも早い番号でも狙える台はもう一台あるのだ。
私は喜びに打ち震えた。
しかし私はその気持ちをあえて表情に出さず
自販機で買った100円のホットコーヒーを飲みつつ開店時間を待つのであった。

その小さなぬくもりが一瞬で絶望へと変わるとも知らずに・・・

         つづく

2009年12月11日金曜日

ひさしぶりの更新

どうもこんばんわ木村です。
本日も寝坊してしまいパチ屋にはいけませんでした。

なので昨日の残り物でチャーハンを作りました。

やっぱり野菜たっぷりのチャーハンっていいよね^^

明日こそがんばるぞ!